■上州武尊（の手前）■
２００６年3月


道すがら見える武尊。いつか頂上まで行ってみたいものだが…。

■感想など

武尊牧場スキー場トップから、林に分け入る。
どこまで行けるかわからないが、今回ウロコ板で避難小屋を目指してみた。
深雪でグリップがよろしくないのだが、なんとかそのあたりまで登ることはできた。しかし、これがわかりにくい。
高度計の誤差か、目標の高度まで行っても小屋などない。
もう少し行ってみようと歩くが、他の入山者の方にに教わると、やはり小屋を過ぎていた。


しかし…これではちょっとわからない。
ただの雪だまりにしか見えない。

　　　　



とりあえずの目的地まで着いたし、切り上げるべき時間でもある。今回はウロコ板。シールを剥がす手間が無いのですぐに下り始める。
しかし、嫌がらせのように突然雪が降って来た。おまけに、ついさっきまですぐ横にあったはずの踏み跡が無い。なんだか往路より斜度も急なような…。
どうも尾根を間違えたようだ。血の気が引く。コンパスを見ると、アレ？東と思っている方角は南だ。まずい。
実は武尊では全く同じ体験をした事があり、今回は気をつけていたつもりだったが、またやった。
混乱する。まだ日はあるが、うかうかしていると踏み跡が雪に埋もれる。
周りの景色と地図と高度を頭の中に重ね合わせる。不安だが見当をつけ、なるべくムダに降りないようにラッセルを開始。・・・トレースを見つけた時はホッとした。正味１０分にも満たない出来事だったと思うが、このイヤーな緊張感と言ったら他に比べるものは無い。
人を惑わす変なトレースをつけてしまったのも気がかりになるが、入山者は他に居ないようだし、この雪ですぐに消えてしまうだろう。



今回の教訓

地形図には点線で登山道のようなものが書いてあるが実は違っていたりする。漫然と見ていると、なんとなくそれがメインの尾根であるように見えるが、
よくよく等高線を見てみると、似たような尾根はいくつもあるのに気づく。きちんと予習しておかなくてはいけないですね。

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