■草津志賀ルート■
２００６年３月１８日



閉鎖中の白根レストハウスにて。
なにこれ？

■感想など

　念願だった、草津→志賀ルートを“開拓”してみる事にした。
結果から言うと、雪質や道具にもよるが、滑って楽しいという箇所はほとんど無かった。
草津、志賀間の「交通路」として使った方が良いかと思われた。
毎年、いい思い出しか頭に残らずに同じような失敗を繰り返すので記録を書いておく。



●１：入山

ここでは、白根火山ロープウェー駅のパトロールにて届けを提出しなければならない。所定の届け用紙があるので、持参しても意味なし。
登山届けも出しっ放しではなく、下山したら麓のパトロールに控えを渡す。怠ると捜索されてしまうとの事。
タコチコースのように、コース料を取るわけでもないのに管理がしっかりしている。管理のしっかりさは、この後の芳が平ヒュッテで、もう一度体験する。



●２：白根山

届けを出したら白根山のレストハウスに向かう。最後のリフトを利用しない場合はほとんど平坦な所を漕いで行く。夏は白根山の頂上まで行けるので、冬もそうしてみたいと思ったが、立ち入り禁止だそうだ。途中にはガス注意の場所もある。確かに、雪に閉ざされた冬場だと間違えて危険地帯に行ってしまうかも知れない。

そんなわけで白根山は周りを迂回しなくてはならないが、風紋が凄いことになっている。
深くて硬い。とても楽しんで降りるという感じではない。斜度は気持ちよさそうなのだが…。



●３：芳が平

白根を抜けると芳が平ヒュッテである。雪の中の一軒屋がどうやって通年営業しているのか不思議なのだが、とにかく営業している。
ここにはパトロールから入山者の名前が廻ってきており、ちゃんと到着したかチェックをしている。ラリーのようだ。

ここの名物は犬。
出発しようとするスキーヤーにまとわりついて「行くな！行くな！」と吼える。
別に心配して世話を焼いているのではなく、根が牧用犬なので仕方ないそうだ。



●４：渋峠へ

ここからシール装着で渋峠へ。
林間の登りは目測１時間くらいか？　と思われたが、久しぶりの登りのためかちょっとバテ気味となり、
１時間１０分くらいかかった。

あとどのくらいか？とふと頭を上げるともう渋峠のリフトが見えている。
頭ではわかっているが、「アレ？　本当に草津と志賀は繋がってる！」と体感するのは変な気分だ。
志賀にはもう何年も行っていないが・・・こんなに近くだったの？


渋峠のロッジで休む。
土曜の昼だと言うのに、志賀の最奥ともなると人はまばら。



昔のスキー板が沢山飾ってある。



と、窓の外にヘリが。
草津からのヘリスキーだ。
これに乗ってくる手もあるが味気ない。



●５：渋峠から天狗山ゲレンデまで

登って来た道をまずは芳が平まで下る。ここは雪さえ良ければものすごく快適だろう。
この日は新雪だったが重く、若干締まってきており、廻しづらい。テレマークで足を入れ替えようとすると大変だ。


芳が平から、草津白根山方面。

ここから先の、芳が平からの下山路は狭い登山道のような道が深くウネウネと掘れて、滑りにくかった。
テレマークは、どこにでも行けそうな雰囲気とは裏腹に、どこでも中途半端な感じがする。

パトロールに、届けを出して、ツアー終了となる。

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