■霧の塔付近■
２０１１年２月







２０１０M峰から

今回は印象深かったのでわざわざ記録しておく。、
軽快な細板テレマークでゲレンデ外行動するとどうなるのか？試してみた。
センター幅６０のイライアスにT３ブーツの組み合わせ。非圧雪でどうか？


神楽峰のガスが取れた頃にゲレンデから移動を開始。ウロコ板なので、田代湖の外周を歩いて廻って近道？をしてみた。
勝手にコース外を歩いたのではなく、ちゃんとピステンのおっさんにたずねた。
かぐら田代は微妙にリフト接続が悪いところがある。体力でがんばるとリフト移動より速いかも知れない。



下部はガス気味。
ゲレンデ上部は晴天であった。





今期の営業をはじめた第五ロマンスでゲレンデトップに。登行準備。
ゲレンデ外へのゲートは、西部劇の酒場みたいな「パタン」と閉まるドアがついていた。

思えば、こうゆう事を始めた頃は、５ロマは運行しない幻のリフトだったからクワッド終点から脚で登った。
便利になったな、と思う反面、大事故なんか起きて全面入山禁止などにならないか複雑な気分もある。

イライアス用のシールを作っていない。
幅の広いシールをむりやり貼ってみたら機能するのか？実験を行う。

内側は踏んで剥がしそうなので、内エッジにかぶらないように貼っている。
見た目は頼りないが、歩き始めたらCT４０の密着性は結構良かった。
新雪に潜らせても剥がれる気配は無かった。

軽快なのですぐに登ってしまう。



苗場山が寒そう。


スキーは履いたまま、シールをベロッとはがして霧の塔へのコルに降りる。
アップダウンが何回かあるが、ウロコ板で対処できた。
今日の積雪は３０ｃｍくらいあるが、下りでは細板であえて新雪に突っ込む事で、安定した減速ができた。
浮力の無い板も使いようだと感じる。


コルでもう一度シールを貼る。
２０１０ｍ峰への登りはシールでも厳しいが今日の雪ではツボ足も厳しいのでシールでだましだまし。




途中、鳥甲山（霞んでいる）を見ながら。




もう少し足を伸ばして津南に抜ける小松原ルートを確認したかったが、
今日は足跡があまりないので、やめて滑降とした。
雁が峰ルートを行こうか迷うが、下部はガスなので早々にゲレンデに戻る事にする。
ボードの滑降跡がたくさんついているのでなぞって行く。


雪はやや重くなっているが、細い板は潜りながらも曲がってくれた。
膝上まで雪に潜りながらゆっくりターンする。潜水艦のようだ。
雪に粘度を感じる。スピード感は無いがとりあえず安定している。
こうゆう時、テレマークは歩行器具だなと感じる。





新雪の深さは３０ｃｍくらいで、ちゃんとテストしたわけでは無いが下層との密着は悪く無さそう。
だが、ここは沢地形なので、今まさに周囲の景色が全て落ちてくるのではないか？という迫力がある。
安全そうなところまでとっとと下ろう。




先行足跡を辿り降りる。
足跡は沢の最下端を辿っており、既知ルートでは無かった（無雪期の登山道はこのへんだろうか？）。
バラけていた足跡は細くトラバース気味に収束して難しくなっていった。
下部は雪質の変化が多くなり、視界も悪くなり、細板は雪に刺さってコケたり滑落をした。



沢に降りすぎると難しくなるし、コースの自由度がなくなるので中尾根方面に登り気味に帰るのが正解。




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