日曜にＩＣＥに乗ってアウトシュタットというフォルクスワーゲン・アウディーグループのテーマパークみたいなやつに行って来ました。フランクフルトからは電車で３時間くらいで、ウォルフスブルクという駅です。優雅にＩＣＥに乗って朝からワインとクロワッサンを堪能（でも折角のドイツなのに赤ワイン）。電車が駅についてびっくり。見渡す限りワーゲン工場。煙突はどうやらモニュメントで、これも一種のヒトラー遺跡らしい。ここはガイドブックにも載っていないドイツ観光の穴場。
アウトシュタットの施設は工場に併設している。各ブランド毎のパビリオンが建っていてイメージ映像などが流れている。下はベントレーパビリオン。写真のアルナージの回りには盛大にクラシックが流れていたんだけれども、気がついたらなんとカーオーディオの音だった。降参です。ごめんなさい。そそくさと退散。
下の写真はアウディー館の中。左は新しいショーカー。秘密っぽい演出をしながらちょっとだけ見せてくれる。例のＷ型エンジンか何かが載ってるらしい。もう雑誌には載っている。右はＡ２のプロト。３ドアで出さなくてよかったね。
下はランボルギーニ館、ディアブロが一台壁に貼りつけてあって、煙をもくもく炊いたりバカでかい音をだしたりしてショーアップしてる。たまに壁が回ってこうやって表に出てくる。期待して並んで待っている人とがっかりして出て行く人の流れが対照的。
セアト館。壁にはドアミラーのオブジェ。実はどこのパビリオンも車自体の宣伝には熱心ではなくて、ぜんぜん関係ないイメージ映像の類ばっかり見せている。ゲージツが入っている。日本のメーカーの宣伝施設はやれ安全がどうしたとか、ハイテクがどうだとかそんなのばっかりでしょ。やっぱヨーロッパは文化的だなあ。ちなみにここにはサルサが置いてある。
そしてスコダ。スコダはのっけからこんな感じ。ミニチュアの拷問風景とか社会主義の風刺とか、こんなのばっかり。本当にお前は自動車メーカーなのか！ 気に入った。オレは将来チェコ人になる！
他にもいろんな文化遺産が置いてあります・・・。
■感想
なんとなくシュールな感じのする施設です。どこにいても見えるワーゲン工場の未来派っぽい煙突がまた見方によってはキリコの絵みたいで・・・。日本の養老に、「養老天命反転地」という変な公園があるんですけど私はそこを思い出しマシタ。